原作ありきの漫画や映画が最近のトレンドですが、ぜひ漫画化してほしい小説なんかも載せることにします(´∀`)
カート・ヴォネガットの本が好きです。
この
青ひげは他作品に比べて知名度こそ低いですが、
ヴォネガットの著作の中で一番好きな作品です。僕は普段、映画や本で泣くことはないのですが、この作品は号泣してしまいました。
あらすじは
ラボー・カラベキアン老人が自らの人生を振り返るというものです。
ヴォネガットの手法として「人生を振り返る」というものがありますが、その人生は
「数奇」なものなのです。ラボー・カラベキアン老人も例に漏れず「数奇」な人生を歩みます。それは
スローターハウス5のビリー・ピルグリムや
タイタンの妖女のマラカイ・コンスタントのように厳しい人生です。ユーモアあふれる語り口で語られますが、彼らが歩む人生は
「過酷」で
「残酷」かつ
「気まぐれ」です。しかし、彼らがその人生に立ち向かう姿はどんな結末を迎えようともそれは
「人生」なのです。
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